宇宙連詩 みんなで紡ごう、宇宙に流れる生命のメッセージ

背景画像の解説

私たちは、宇宙創生から約137億年目、太陽系や地球誕生から約46億年目、生命誕生から約40億年目の、今日を、ここで生きています。宇宙連詩はそうした広大で雄大な宇宙のなかで、どのように生きたのかを言葉にする活動ともいえるかもしれません。

そのことを実感頂くために、宇宙科学が解き明かす、広大で雄大な宇宙の画像を、宇宙連詩ギャラリーの画像としてご覧頂いております。毎回、自然科学研究機構国立天文台天文情報センター広報室長の渡部潤一さんに、宇宙連詩ギャラリーの画像の選定と解説をして頂いております。


Copyright(c)www.eso.org All Rights Reserved.

欧州南天天文台の望遠鏡が捉えた宇宙の炎
チリにある欧州南天天文台の口径4.1m光赤外線サーベイ望遠鏡VISTAが赤外線で捉えた、オリオン座にある散光星雲NGC2024。望遠鏡で見ると炎のように見えることから、”炎星雲”のあだ名がある。赤外線の透過性がよいために、ガスやチリが濃い中心部まで克明に捉えられている。中央下部にある星雲はNGC2023で、右下には幽霊のように、馬の首の形をした馬頭星雲が見える。


Copyright(c)www.spacetelescope.org All Rights Reserved.

ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた干潟星雲中心部
ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた、いて座の干潟星雲(M8)の中心領域。干潟の命名由来となったちりの帯は、ここでは見えないが、曲がりくねったガスが、水にうかんだ絵の具のように不思議な模様をなしているのが見える。大きさが約100光年と巨大な星雲で、その内部ではいまでも新しい星が生まれつつある。


Copyright(c) hubblesite.org All Rights Reserved.

欧州南天天文台の望遠鏡が捉えた宇宙の炎
チリにある欧州南天天文台の口径4.1m光赤外線サーベイ望遠鏡VISTAが赤外線で捉えた、オリオン座にある散光星雲NGC2024。望遠鏡で見ると炎のように見えることから、”炎星雲”のあだ名がある。赤外線の透過性がよいために、ガスやチリが濃い中心部まで克明に捉えられている。中央下部にある星雲はNGC2023で、右下には幽霊のように、馬の首の形をした馬頭星雲が見える。


Copyright(c) www.eso.org All Rights Reserved.

欧州南天天文台の望遠鏡が捉えたいっかくじゅう座の星形成領域
チリにある欧州南天天文台の口径4.1m光赤外線サーベイ望遠鏡VISTAが赤外線で捉えた、いっかくじゅう座にある星形成領域R2付近。地球から2700光年にある暗黒星雲で、可視光線では微かにしか見えない中心部が、透過性の高い赤外線を用いることで、生まれたての大質量星によって光っている様子がわかる。


Copyright(c)www.nao.org All Rights Reserved.

すばる望遠鏡が撮影した渦巻銀河M81と、その周囲のハロー
すばる望遠鏡の主焦点カメラが捉えた1200万光年の距離にある渦巻銀河M81。おおぐま座にあるアマチュア天文家にも人気のある銀河だが、すばる望遠鏡では本体の美しい渦巻だけでなく、外側のハローと呼ばれるかすかな構造が、見事に捉えられている。この観測で発見されたハローの星たちは、銀河系のハローに比べると重金属が多いと言う結果も得られている。


Copyright(c)www.eso.org All Rights Reserved.

チリ・パラナルにある欧州南天天文台の口径8m望遠鏡VLTが赤外線で捉えた、棒渦巻銀河NGC1365
約6000万光年の彼方、ろ座銀河団に属する銀河で、中心部に東西方向に伸びる棒状の構造と、その両端から南北方向に明瞭な腕が伸びている様子がわかる。近赤外線の異なる波長で撮影したデータから合成した疑似カラー画像である。


Copyright(c)www.eso.org All Rights Reserved.

猫の手星雲
チリにある欧州南天天文台の口径4.1m光赤外線サーベイ望遠鏡VISTAが赤外線で捉えた、さそり座にある星形成領域NGC6334。地球から5500光年にある星雲で、猫の足跡のような特徴的な雲の形は、爆発した星の残骸か、強い恒星風によってできていると考えられる。可視光では水素ガスが光る星雲として観測できるが、透過性の高い赤外線の画像では、薄く透けて向こう側が見える。


Copyright(c)www.nasa.gov All Rights Reserved.

ハートレイ彗星
NASAのエポキシ探査によって、わずか700kmほどの距離まで接近して撮影された、ハートレイ彗星の核。長径2km、くびれた部分は400mほどの亜鈴のような形をしている。右側の方向にある太陽からの光を受けて、暖まった部分から、蒸発したガスがジェットとして吹き出しているのがわかる。


Copyright(c)www.eso.org All Rights Reserved.

平和のための原子銀河
チリにある欧州南天天文台の口径2.2m望遠鏡によって撮影された奇妙な銀河NGC 7252。みずがめ座にあり、アープ 226あるいは "Atoms-for-Peace" という名称を持つ特異銀河で、ふたつの銀河が衝突しているところである。まるで綿菓子のような中心部から、衝突による潮汐力で飛び出した星々が、伸びているのが分かる。


NASA; ESA; Hans Van Winckel (Catholic University of Leuven, Belgium); and Martin Cohen (University of California, Berkeley)

ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた美しい星雲
いっかくじゅう座のHD44179と、それを取り巻く星雲。中心には10ヶ月ほどで周回する二つの恒星があり、そのひとつが終末を迎えて、間欠的にガスや塵を放出していると思われている。放出されたガスの一部は塵となって星の光を反射し、赤く輝くいている。もう数千年すれば、中心の星の核がむき出しになって、星雲はさらに輝きを増すはずである。


Credit: European Space Agency & NASA

星、星、そして星
ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた、小マゼラン銀河の中にある散開星団 NGC 290。まるで宝石のように、いろとりどりの星々が輝いているのがわかる。20万光年ほど離れたところにある、生まれたばかりの若い星団で、約65光年ほどの大きさがある。


Credit: NASA, ESA, and the Hubble SM4 ERO Team

「シュテファンの五つ子銀河」
ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた、ペガスス座にあるコンパクト銀河群のひとつ、シュテファンの五つ子。狭い空間に銀河がひしめき合って、相互作用をしているため、それぞれに激しく星が生まれていたり、潮汐力で伸びた星の群れが見える。約2−3億光年の遠方にあるが、左上の銀河ひとつだけが4千万光年と地球に近いので、実際の銀河群のメンバーではない。


Credit: ESO

「馬の首星雲」
チリにある欧州南天天文台の口径8.2m望遠鏡VLTによって撮影されたオリオン座にある暗黒星雲。その形から、「馬の首星雲」とも呼ばれている。生まれたての若い星に照らされた明るい散光星雲が背景にあり、比較的濃いガスと塵の雲が光を通さないためにまるで宇宙の影絵のようにシルエットとして浮き立っている。


写真:津村光則氏(和歌山市)撮影

「2001年に日本で出現したしし座流星群」
2001年11月19日に和歌山県で撮影されたしし座流星群。一時間に1000個を超える流星が出現した。数多くの流星がしし座から放射状に流れているのがわかる。10分露出の画像を3枚重ねた合成画像である。


Credit: NASA, ESA, and the Hubble Heritage Team (STScI/AURA)

「漆黒に浮かぶ宇宙の泡」
ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた大マゼラン星雲の中に浮かぶ超新星残骸SNR0509-67.5。16万光年の彼方にある天体で、超新星爆発によって吹き飛ばされた物質がまわりの星間空間の物質を巻き込みながら、秒速5千キロメートルもの高速で広がりつつある。透明な泡の表面に見られるわずかな濃淡は、星間物質の粗密か、残骸の濃淡と思われる。


Credit: National Astronomical Observatory of Japan

「星降る夜のすばる望遠鏡」
ハワイ・マウナケア山頂で、すばる望遠鏡を中心にして、星の日周運動を撮影した画像。3時間もの時間をかけて撮影されたデータをデジタル撮像時代の様々な技術に加えて、作品にしたものである。


Credit: NASA Solar Dynamics Observatory

「紫外線でみた太陽」
アメリカの太陽観測衛星SDOが撮影した太陽像。普段はみえない構造が、3つの異なる波長の紫外線データから合成された画像で、明らかになっている。明るい部分は太陽の活動領域で、磁場が強く、高温となっている。太陽表面に磁場で浮いている低温のガスが、暗いフィラメントとして太陽を横切っているのが分かる。


Credit:ESO/VVV

干潟星雲
チリにある欧州南天天文台の口径4.1m光赤外線サーベイ望遠鏡VISTAが赤外線で捉えた、干潟星雲M8の中心部。いて座の方向、地球から4000-5000光年ほどのところにある星雲で、可視光では水素ガスが発光して赤い星雲だが、これは赤外線の三つの波長を可視の三色にあてはめた合成画像で、透過性の高い赤外線によって、可視よりも内部構造が透けて見える。


Credit: ESO and Joe DePasqual

「珍しい渦巻き銀河」
チリにある欧州南天天文台の口径2.2m望遠鏡によって撮影された渦巻銀河NGC 3621。うみへび座の方向、2200万光年の彼方にある渦巻銀河だが、いわゆるバルジ(中央部の扁平楕円体部)がない、極めて珍しい銀河。銀河が衝突しながら合体し、成長し続けている過程を示しているとされている。


Credit: NASA/JPL-Caltech/UCLA

「宇宙の薔薇」
広視野赤外線宇宙望遠鏡WISEが撮影した、いっかくじゅう座のばら星雲。約4500-5000光年の距離にある散光星雲で、中心付近で生まれたばかりの星たちが輝きはじめ、その光と風を受けて、まわりの水素ガスが拡散しつつ、光っている。3ミクロンから22ミクロンまでの波長の赤外線を、青から赤に割り当てて合成した画像である。


Credit:ESO and Igor Chekalin

「宇宙の青い薔薇園」
チリにある欧州南天天文台の口径2.2m望遠鏡広視野カメラによって撮影されたオリオン座にある反射星雲M78。日本では、ウルトラマンの故郷として有名。1350光年の距離にあり、生まれたばかりの星の青い光に照らされた星雲の手前を濃い塵の雲が横切っている。4色の画像を組み合わせたカラー画像である。


Credit: ESO/WFI (Optical); MPIfR/ESO/APEX/A.Weiss et al. (Submillimetre);NASA/CXC/CfA/R.Kraft et al. (X-ray)

「ブラックホール」
強い電波源としても有名な、活動銀河ケンタウルス座Aの姿。チリにある欧州南天天文台の口径2.2m望遠鏡広視野カメラによって撮影された可視光データに、サブミリ波によって観測されたデータをオレンジ色で、またチャンドラX線衛星によって観測されたX線のデータを青で重ねてある。中心のブラックホールから噴き出すジェットがよくわかる。


Credit: NASA, ESA, and the Hubble Heritage (STScI/AURA)-ESA/HubbleCollaboration

「4600万光年の銀河」
ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた渦巻銀河NGC2841中心部。おおぐま座の方向、4600万光年の彼方にある大型の渦巻銀河。渦巻き模様に沿って、暗黒星雲が目立つ一方、ピンク色に輝く散光星雲があまりなく、星形成が不活発であることがわかる。


Credit:ESO/H.H. Heyer

「天の川」
チリにある欧州南天天文台の口径8m望遠鏡VLTが並ぶ場所での360度パノラマビュー。37の画像を組み合わせたものである。南天の天の川がよぎり、大小マゼラン銀河や黄道光が写しこまれている。天の川はその明るさで影が出来るほど明るいことがわかる。


このページのトップへ