宇宙連詩 みんなで紡ごう、宇宙に流れる生命のメッセージ

宇宙連詩とは

2010年10月6日、宇宙連詩第4期が始まりました。

 遥か古代より、宇宙は“人類の夢”であり、“いのちを考える場所”としてありました。科学の進歩により次々と未知の世界が解き明かされている現代においてもなお、宇宙は私たちの好奇心を限りなく刺激すると同時に、無限への畏怖を教える存在としてそこにあります。「宇宙連詩」は、宇宙について、地球について、生命(いのち)について、国境、文化、世代、専門、役割を超えて共に考え、「連詩」を通して協働の場を創出していこうという試みです。

 「連詩」は、大岡信氏、谷川俊太郎氏など、詩の同人誌「櫂」に属する詩人たちにより、1975年ごろに始められました。連詩は、日本伝統文化の連歌・連句を発展させて生まれた形式で、世界中に広められてきました。その大岡信氏を監修役に、谷川俊太郎氏を寄稿役にお招きし、インターネットによる一般公募を基本に、詩人・文化人による寄稿を組み合わせながら、第1期〜3期の宇宙連詩を編纂してまいりました。

 第1期(2006年10月〜2007年3月)では、半年をかけて公募と寄稿を組み合わせて、全24詩からなる宇宙連詩を編纂しました。第1詩を、 JAXAの山崎直子宇宙飛行士が作り、8歳から98歳まで、延べ約800名の国内外の方々から、ご応募を頂きました。プラネタリウムや学校でのご利用も始まりました。完成した宇宙連詩は、宇宙連詩シンポジウムで披露された後、DVDディスクに記録し、2008年3月に、 JAXAの土井隆雄宇宙飛行士により、国際宇宙ステーションへ打上・保管しました。軌道上で土井宇宙飛行士が宇宙連詩DVDディスクの記念撮影を実施しました。

 第2期(2007年7月6日〜2008年2月8日)では、「星があるの巻」という題で、全24詩の宇宙連詩を編纂しました。寄稿者にアジア・太平洋地域の詩人を迎え、国を超えた多くの人々からの参加も頂きました。プラネタリウムや国内外の学校での宇宙連詩の本格的な利用も始まりました。完成した宇宙連詩は、宇宙連詩シンポジウムでご披露した後、2008年度内に若田光一宇宙飛行士により、国際宇宙ステーションの「きぼう」日本実験棟へ打上・保管されました。

 第3期(2008年9月5日〜2009年4月10日)では、全26詩からなる宇宙連詩を編纂しました。詩を通して宇宙と生命を考え、想像する場にしたいと思いますが、さいわい連詩それ自体が、共同で織りなすひとつの生命体のような成長性をもっています。よりよくそれを実現するために、選者のコメント欄をあらたに設け、選定の基準と次回への投げかけを行いました。完成した詩は、野口聡一宇宙飛行士により、国際宇宙ステーションの「きぼう」日本実験棟へ打上・保管されました。

 第4期(2010年10月6日〜2011年3月4日)では、「子ども」の世界(宇宙)を、子どもの案内により、探検していくという視点から、宇宙連詩の編纂を試みてまいります。第一詩は、今年のお正月に、国際宇宙ステーションの「きぼう」日本実験棟に滞在中の、野口聡一宇宙飛行士が、国際宇宙ステーションの「きぼう」日本実験棟で、ご家族と作られた詩です。

今期は、下記を特徴とします。

*詩人の新藤凉子氏を、監修役にお迎えします。
*詩人の野村喜和夫氏を、引き続き、選者にお迎えします。
*寄稿役に、三角みづ紀さん、ジャニーン・バイチマンさん等をお迎えし、輪を広げます。
* 寄稿役に、金子みすず記念館館長を勤め、童謡詩人、作家でもある、矢崎節夫さんを、お迎えし、輪を広げます。子どもからの寄稿も予定しています。
*完成した宇宙連詩は、宇宙連詩シンポジウムでご披露した後、2011年度内に、国際宇宙ステーションの「きぼう」日本実験棟へ打上・保管される予定です。

 2008年9月には、JAXA監修の書籍「宇宙連詩」がメディアパル社から発売されました。この中では、2002年度から取り組んできた宇宙連詩の歩みが紹介されています。2003年度に編纂された最初の宇宙連詩「地球の生命」(第1詩はJAXAの毛利衛宇宙飛行士が寄稿)も収録されています。

宇宙連詩の発展・普及にご興味のおありの方は、JAXA宇宙連詩担当までご連絡ください。

独立行政法人宇宙航空研究開発機構 宇宙連詩編纂委員会

お問い合わせ・連絡先 JAXA宇宙環境利用センター 宇宙連詩担当 電子メール:














このページのトップへ